病気の予防に欠かせないものとは

病気の予防には毎日の食事や運動、睡眠が大きく影響します。いずれも欠かすことはできず、かつ続けることに意味があります。例えば、食事の場合には、これを食べると必ず病気を予防できるというものはありません。タンパク質は肉や魚、豆類から、ビタミンは野菜から、エネルギー源は米や小麦からといったように、どれも人体には必須の栄養素です。こってりしたものが好みだからと肉ばかりを食べる、痩せたいからと米や肉を食べないような食生活は、若い頃は持ちこたえても、年齢を重ねていく度に体に影響を及ぼします。食事は体づくりの基本なため、面倒がらずに様々な食材をバランスよく取り入れていく必要があります。

また、運動は激しいものをする必要はなく、ウォーキングやランニングなどで十分です。軽く息が弾む程度のスピードが理想で、コンスタントな運動によってエネルギーを消費すると、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を予防できます。運動する場所はスポーツジムでもいいですが、外に出て日光を浴びながらウォーキングをすると、免疫機能維持に必要なビタミンDを取り入れられます。そしてもう1つ、睡眠の質や量も病気の予防に大きな影響を及ぼします。忙しい人は7時間も8時間も睡眠をとるのは難しいですが、時間が無理なら質を高めるしかありません。寝る前にカフェインをとらない、テレビやスマートフォンで目を酷使しないのは鉄則で、それこそ毎日運動を続けると程よい疲労感が得られて寝つきもよくなります。